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腰椎間板ヘルニアとは

張慶慶 主治医師

腰椎間板ヘルニアとは

腰椎椎間板ヘルニアは一般的な病気です。身体に次のような症状が現れた場合は腰椎椎間板ヘルニアを疑って、でければ総合病院で診察を受けるか、あるいは整形外科専門医の検査(主に腰椎CTとMRIなど)を受けてみましょう。


腰椎椎間板ヘルニアの原因

1、腰部外傷歴あり、あるいは重い物を移働した後、腰部に痛みが現れ、特に足片側又は両下肢の痛みを伴います。それと別に、高齢になると、はっきりした原因がなくても腰椎椎間板ヘルニアになることがあります。

2、腰痛が目立つのは、腰や腰の下あたりで、痛みの部位が腰以外に片側の足にも出て、臀部から下肢の遠端に放射性の痛みを伴って、あるいは下肢の力が出なく、しびれ感を伴って、甚だしくは大小便の机能の困難が現れることがあります。

3、サドルゾーン(主に股間、自転車に乗っているときに身体が自転車の座席と接触する部位)皮膚感覚の消失または感覚異常、片側または両側のふくらはぎの外側、足の甲の外側に痛みやしびれを伴う場合があり、痛みとしびれが同時に生じることがあります。

4、腰の痛みや下肢のしびれは、休んだ後は一時的治まりますが、動くと再び痛みが出てきて、まっすぐ立ってなくて歩けなくなったり、咳やくしゃみ、重い荷物を持ったときに痛みがひどくなったりします。

腰椎椎間板ヘルニアの治療

腰椎椎間板ヘルニアの治療は、保存治療と手術治療に大きく分けられます。患者さんの症状や画像検査(主に腰椎CTおよびMRI検査)、腰椎椎間板ヘルニアの出っ張り具合、周辺神経への圧迫具合などによって、適切な治療方法が選定されます。

一般的に保存療法を用いると治療効果がかなり高く、よく用いられる保存療法には、マッサージ療法、牽引療法、薬物内服外用療法などがあります。

腰椎椎間板ヘルニアの保存治療の中でも、マッサージ療法は重要な位置を占め、臨床での応用も広がっています。マッサージは効果的ですが、きちんとした病院で治療を受けることをおすすめします。腰椎椎間板ヘルニア症は治療を受け、主に局所の血液循環を改善することによって、炎性組織の修復を促進し、筋肉の緊張を緩和し、腰部の小関節の乱れを調整し、突出部と炎性組織の神経根への刺激や圧迫を軽減し、治療の役割を果たします。


腰椎椎間板ヘルニアの症状は復雑なので、ヘルニアの圧迫程度や圧迫方向などの状態や病気の時期によって、それぞれに応じた治療が必要です。不適切なマッサージは、効果がないばかりか、周囲の筋肉や神経を傷つけ、ひどい場合は下肢の麻痺を引き起こすこともあります。

腰椎椎間板ヘルニアの患者さんの中には、家庭用筋膜銃やマッサージチェアなど使用することで、腰痛をある程度緩和する方法もありますが、腰椎椎間板ヘルニアの急性期や、神経がきつく圧迫される椎間板ヘルニアや、椎間板ヘルニアが重い脊柱管狭窄症を伴う患者さんには効果が得られない場合があります。専門医の指導のもとでの応用をお勧めします。

牽引療法は医療机関で専門の医療スタッフが行うのが一般的で、牽引の重さも軽くから徐々に強くしていきます。数日から数週間にわたって牽引し、症状の治り具合を見ながら、継続的な治療が必要かどうかを判断します。

薬物治療は外用と内服の2つ種類に分けて、漢方薬は活血薬物を主にして、たとえば活絡丸、外用湿布薬などです。西洋医学の薬は消炎鎮痛剤が主で、ロキソニンなどがあります。


手術を考慮する3つのケース

1、長期の保守的な治療を経て、効果は肯定しないで、あるいは一定の効果が出るが症状は繰り返し、日常生活に支障あり、手術治療を考慮します;

2、神経根が圧迫を受けて下肢の筋肉の麻痹が現れて、大小便の机能の障害者、早めに手術治療するをすべきです;

3、腰椎椎間板ヘルニア症状が頻繫に急性発作、痛みの激しさ耐え難い、生活に深刻な影響して、特に起臥行働が困難で、夜間の睡眠まで影響される場合、手術治療を考慮します

患者に適する運動

腰椎椎間板ヘルニアの患者さんの場合、スポーツができるかどうかは、病状によって決まります。

腰椎椎間板ヘルニアの急性発作期には必ず「横になって」休まなければならず、スポーツは絶対に禁止されます。硬いベッドで寝ることをお勧めします。症状を悪化させる恐れがあって、柔らかすぎなベッドは避けましょう。

腰椎椎間板ヘルニアの急性発作後の寛解期、あるいは既に寛解して軽症の患者には、適当に運働を始めてよいです。簡単な散歩から始めて、徐々に早歩き、水泳、ヨガなどに移っていきましょう。また、腰痛に対しては、仰向け体位で五点式、三点式で背中を支えるトレーニング、うつ伏せ体位で飛燕式トレーニングなど、背筋を強化するトレーニングもあります。無理に長時間であるいは強度の高い運働をせず、症状を悪化させないように心がけしましょう。